フェイキックICL 術後経過①手術直後~7日目
手術から一週間経ちました。
(フェイキックICLについてはこちら)
https://sightcure.jp/recovery/icl.html
⚪手術直後は視界の全体が白くぼんやりしていて(軟膏を塗っていたからということもあり)、視力も安定していませんでした。
それでも今までの見えかたからすると考えられないくらいよく見えます。近距離~中距離はピントが合わせづらい状態ですが、遠くにある物体が何なのかを認識しながら歩けるような状態に!これで眼鏡無しなのか……と感動
以前は眼鏡が無い状態だと視界に入る物の輪郭がわからず、色の違いで物体の境目を判断していました。(遠近感はほぼありませんでした)
またこの手術では度数の高いレンズ(私の場合だと-10Dくらい)を眼内へ挿入する手術なので、突然視界が変わってしまうために脳がそれに慣れるまでに時間が必要です。だから見え方や変化の仕方には個人差があるのですね。
⚪翌日も見え方はあまり変わらず。
以前の記事でも書きましたが翌日の検査では
右が0.01から1.5へ、左が0.01から1.2になっていました。この日に父に迎えに来てもらって退院。安定はしていないけど、外の景色(特に遠く)が結構綺麗にみえます。
⚪翌々日
変化はよくわからず。
やはり近距離~中距離はなんとなくピントが合わせづらいような。
だけど視力が安定してきたような気がします。
この日も術後検診の為病院に向かいました。
この日の視力は
右➡1.5
左➡1.5
両目ともに同じくらい見えるようになってきました。
検査をした看護師さんから「乱視がおさまれば2.0くらい見えるようになると思います」とのこと。
まじすか。2.0の視界……未知の世界です。
既に結構見えているのにもっと見えるようになるの?
⚪翌々日以降
大きな変化は感じていませんが、じわじわと脳が慣れてきているのかな?遠距離が見えてるなーと思うことが増えてきました。
アハ体験でよく見かける、「15秒で画像の一部がゆっくり変化します」みたいな感じでじわじわ変わっていっているんだろうか。
また、この日から仕事に復帰しました。
当然ながらパソコンが見えにくくて疲れる。職場の方にも協力してもらい、パソコン業務は控えめにしました。
驚いたのが夜景です。
すっっっごい!!綺麗!!!
遠くの方の建物だって輪郭がハッキリしていますし、ビルの中の様子とか外からでもよく見えます。以前はそこまで見えていなかったのでビルの中まで気にすることはありませんでしたが、見えすぎているような気もするくらい美しく見えています。感動!
風景が綺麗なところに旅行に行ったら、その感動も人一倍なんじゃないかと思う。
⚪6日(昨日)
今日も術後検診です。
今日の視力は
右➡2.0
左➡2.0
ついに出ました、2.0。
しかもこれ、片目ずつ計測した結果なので両目で見た場合だとなんと2.0以上見えているということになります。みえすぎー!
感動していたのは、2.0(以上)の景色だったということだったんですね。
0.01レベルの視力というのは、視力検査台の一番大きいランドルト環(0.1)が見えないのはもちろんですが、切れ目どころかその輪自体が見えていませんでした。同じ0.01でも人によって眼の状態が違うので見え方も異なる為あくまで私の場合ですが、検査台をみてもほぼ真っ白で、ぼんやりと黒いもやもやがついているような、そんな見え方をしていました。
それが今では検査台の一番下の輪(2.0)の切れ目が見えるようになるなんて想像もできませんでした。
見え方の変化は視力だけではありませんが、それでもここまで見えるようになるとは。子供の頃は将来的はレーシックを考えていた時がありましたが、技術が進み、矯正手術にICLという選択肢がある時代にいられたことはある種幸運にも思えます。
ICL手術(4日前の)
4日前に受けたICL手術の時の事を思い出しながら書いていきます。
術中はめちゃくちゃ怖くひえー止めてやめてーーーと思っても決して止まってはくれないジェットコースターに乗っているような気分でした。手術直後に(゜ρ゜)ボケーとなった私に先生が軽いジョークで笑わせようとしてくれたけど、辛うじてその場はハッハ……と笑って先生が何て言ったか全く覚えていない状況。
先生の技術も確かなものなんだそうですが、とても緊張している中で患者を安心させようとしてくれる、この先生に手術をしてもらって良かったと思っています。
●手術当日の朝
朝に眼圧が上がらないようにする点滴をするため全日から腕に点滴針を付けていました。
しかしこの点滴のつらいことつらいこと。
痛いですか?と看護師さんに聞いたら「痛くはないけど濃い液なので腕に圧は感じるかもしれないね」とのこと。
圧かぁーと思って管から液が落ちるのを見つめていたらなんだか痛いような気がしてきた。
圧だな、と思ってやり過ごそうとしたけど途中からいやこれは痛いんだわとようやく自覚しました。
左腕が痛いまま朝食の時間になりました。
ところで点滴を受けるのは10年以上ぶりなのですが、刺してるところが冷えてくるものなんですね……冷た痛い。
今日の朝食は白米、納豆、お味噌汁、お浸し、牛乳。バランスの取れたヘルシー朝ごはんです。
だけど左手が冷た痛くてお皿をそっと支えるのが精一杯。納豆をめちゃくちゃゆっくり混ぜました。食欲は湧かなかったけどのろのろ咀嚼して何とか完食です。
食後に安定剤を服用し、看護師さんに何種類か目薬を点眼してもらいます。感染予防の薬や瞳孔を開く薬です。
カメラの露出を上げているみたいに視界が白くなり、眼が光を調整できなくなるのでカーテン越しの光でもとても眩しく感じます。
点滴が終わったらちょっと元気が出てきました。
点眼麻酔をし、切開箇所にマーキングします。しかし最初はそれがマーキングだとは知らずに目をキョロキョロ動かしてしまい、先生を困らせてしまいました。
センセ「真っ直ぐ見ててくださいね」
私(真っ直ぐ……ん?先生先の小さいスプーンみたいなものを持ってる。あれで何するんだろ!?こわ)
先「動かさないで……真っ直ぐ……うーん、困ったな」
私(あ、印つけるのか!真っ直ぐ真っ直ぐ。すんません)
先「あ、オッケー」
触れた感覚はあったけど麻酔が効いているので痛みはありません。
入院部屋に戻ってから鏡で印を確認しました。お、瞳の端っこに黒い点がついてる!写真に残しておきたくてインカメにして何度も撮影を試みましたが、接写レンズを付けているわけじゃないので全く写りませんでした。残念。
手術の時は急に動くと大変危険なので
痛みがあったり咳やくしゃみをしたくなったりした場合は声で伝えてくださいと言われました。
●執刀!
麻酔は点眼のみなので意識はハッキリしています。
手術時間は片眼10分もかかっていなかったみたいでした。
(手術中の様子は時間が経って思い出しながら書いているのでやってることとか順番とか若干違っているかもしれません。正確ではないので大体こんな感じだと思っていただきたいです。)
不織布のキャップと足カバーを付け、点眼麻酔や感染予防の目薬をさしてもらって準備。そして待合室のような場所でちょっと待機。
先に座ってた人が呼ばれて行ってしまった……(白内障治療の患者さん)
次か、私。
この時点ではあまり緊張していません。
いよいよ呼ばれ、看護師さんの後をついて手術台に上がります。この時は眼鏡をかけていないので手術室の様子はよく見えていません。
手術台は歯医者さんで治療する時の椅子に似ています。背中を預け、背もたれが倒されました。
顔に布を被せて、先に施術する右の目にテープがくっついたような感覚があります。この時点で瞼を閉じられません。
眼の上の部分の布をチョキチョキ切ります。大丈夫なんだろうけど、間近で切られているのでちょっと恐い。
ご開帳~ すかさず開眼器を取り付け、完全に眼は閉じられなくなりました。今、まさに目ん玉ひんむいてるとはこの事なんだろう。
目の周辺に赤チンを塗り、眼球に消毒液をビャーッとかけます。
先生「痛みないでしょ?これ普通の状態でかけるとかなり痛いんだよ。麻酔が効いてる証拠。」
全く痛くないです。そうなんだ。
ここで初めて緊張を感じる。
先生「まだ手術始まってないから緊張しなくていいからね」
そしてライト点灯。
うおっ!まぶしっ!
手術中は眩しくてもライトを真っ直ぐ見ててとのことを事前に言われました。かなり眩しいですが我慢です。
再び液をかけます。はじまったーー
痛みはないけど、目を切開した瞬間はなんとなくわかりました。
先生「今メス入ったからねー」
術中は乾燥を防ぐため時々液をかけながら進んでいきます。
そんで目にレンズがにゅるっと入ってくるのが見え、ライトが反射してギラギラしています。中でレンズが動かされているのが見えています。
この時点で心拍数がどんどん上がっていき、手術が終わるまでずっとハアハア言っていました(笑)
少し目線を下に、上にと、時々指示があります。
始終痛みはありませんでしたが、眼をいじられている感覚がありました。
先生「そうそう、そのまま見ててね。順調に行ってますからね。」「今3箇所止まったからねー。もうちょっとだよ」
ICLのレンズには眼内で止めるところが4箇所あります。先生が進行状況を優しい口調で喋りながら進めてくれたのが術中一番の安心要素です。
そして緊張と酸欠?で意識が飛びそうになりかけているところで終了。
先生「上手く入ったからね!」
緊張はしていましたが、先生からそういった言葉をかけてもらっていたことで大分気持ち的にも違っていたと思います。
最後に表面に軟膏を塗り、ガーゼを貼って片眼終了です。物凄く疲れて上手く歩けなくて、返事も「はい」くらいしか返せませんでした。
約1時間後に左眼の手術を行います。待っている間、すぐに寝てしまいました。
しばらくして目を覚まし、今度は左目に目薬やマーキングをして手術に備えます。
右眼のガーゼを外したときには少し見えるようになっていました!軟膏がついているので視界は白いです。
ボケボケの左目とちょっと見える右目で交互に見比べて楽しんでました。
見える!見えない!見える!見えない!ビフォーアフター
そして成人してからは初めて直接見た自分の顔ですが、随分とくたびれた顔をしていました。術後の疲れが出ていたということにします。
左目も同じような流れで手術が進み、無事両眼とも終了しました。同じようにずっとハアハア言っていました。
眼鏡をかけていないのに手術室の様子が見えていることにちょっと感動した。
入院のお供
2泊3日の入院がスタート。
予定到着時刻に数分遅れるという、いつものことながら早々に不調です。
ICLの術後は眼圧の上昇が心配されます。なので術前の眼圧の検査(あの眼に風を当てるやつ。何回やっても慣れないです)をして、眼圧が上がらないようにする薬を点滴します。翌日は眼圧を下げる飲み薬も飲みます。
また瞳孔をしっかり開かせる必要があるそうで、今日は睡眠薬を飲んで21時から熟睡する予定。
未だ手術の実感は湧かず……現在も緊張するこもなくなんとなく時間をもて余して過ごしています。
一緒に手術を受ける方で、歳の近い方がいてご飯の時間や検査の時間に軽くお話しました。
皆さん強度近視で、目の見えなさにめちゃくちゃ共感した(笑)身の回りで自分ほど目が悪い人にはなかなか会えないので逆にそういう話ができるのは新鮮。
ちなみに病院食はおいしくないと聞いていましたが、家で食べるような素朴な感じの和食で普通に美味しかったです。ちょっと給食を食べてたときを思い出しました。
入院は何せ初めての経験なもので準備に手間取りました。お金、薬、着替えとかその他細々とした物の他に、絶対忘れてまいとしてこの子らを連れてきました
↓
↓
可愛いぞ~~~~
緊張しないとはいえわりと心細くておセンチになるので、これくらいは許して欲しい。
勇気づけられるとかそんなんではないけれど、いるだけで安心させてくれます。もう大丈夫だよ、ベイマックス。
右の子は最近連れて帰ってきた新人(コエダ)。左の子(メカブ)はうちにきて1年くらいは経っていてそれなりの薄汚れ具合です。
コエダのここがかわいい
足です。まるで猫みたいです。猫の丸いの。
ヴィレヴァンで一目惚れして、暫く迷っていましたが結局連れて帰りました。
コロコロのフォルムがどの角度からみても最高に可愛いくて見ていて飽きのこないオススメのぬいです。
明日は6時起きして午前中に検査といよいよ手術。早く寝なくては。
早いもので手術まで3日
今年に入って2回目の術前検査も終わり、あとは目薬をさしながら手術の日を待つのみ。
手術日が2/3なので毎年楽しみにしてるのに恵方巻が食べられなくてちょっと残念だなー(-_-)
ICLのことは3年ほど前から耳にしていて漠然と将来的には受けたい……と思っていました。もう将来きちゃいました。
日本ではICLは21歳以上でないと受けられない手術だったので、21の誕生日も近くなった頃にまずは自分の目が手術が可能かどうかを確認すべく病院で検査をして貰いました。
視力、眼圧、眼球の形や長さ、瞳孔の開き方、眼の表面の細胞の状態と数、涙の量、見えかた等様々な検査をしましたが、結果は問題なし。
家族にも相談して、あまり迷わずに受けることを決めました。(今思うと結構軽率に決めてしまったと思う)会社の方からは「もう少し待ってからの方がいいんじゃないか」という意見もいただきましたが、できるだけ若いうちに受けたいという自身の希望があり、やっぱり意志を変えられませんでした。
また、ICLのデメリットとして挙げられているのが費用です。
病院によって提示してる額は違いますが、こちらの病院は両眼で約75万。視力矯正手術ではメジャーなレーシックの相場が10万~15万円と言われています。
高卒会社員で通勤用の車も買っている自分に取っては結構きつい。
しかし貯金は一回パーになりますが、計算してみたら手術を受ける頃にはなんとか貯まっている額だったのでお金の事は解決ということにしました。(楽観系B型の思考)
実家暮らしだから飢え死にはしないし、まあなんとかなるでしょう。
75万と聞いて最初は高額に感じましたが、今はそうとは思いません。だって一生もんですし。眼鏡が無いと家の中でさえまともに歩けない状態からこの先の生活が変われると思うと、将来への投資と考えて充分見合う金額だと思っています。
手術後は色々な制限がかかってしばらくは不便な生活になりそうです。特に化粧やシャンプーは眼に開けた穴から中に入ってしまうと大変危険な為、決まった日数禁止。
自宅では入らないように洗うのは中々難しいので手術を受けた方々は美容室で洗ってもらう事が多いみたいです。そっちの費用は盲点だった……
フェイキック
今度フェイキックICLという視力矯正手術を受けてきます!
視力矯正手術というとレーシックが知られていますが、角膜をレーザーで削ってピントを調節するレーシックと違い、ICLは水晶体と虹彩の間に小さいレンズを入れる手術です。
↓詳しい内容はこちらへ
https://sightcure.jp/recovery/icl.html
2年くらい前から受けたいと思っていて、早いもので手術まで3週間切りました。
手術に対しての不安は少なからずあるけれど、術後は大幅な視力アップが望めるので今後の生活に期待は大きいです。
眼にメスを入れる事は実感が沸かないからか怖さは全然無い。これはきっと手術台に上がってからやっと怖くなるパターンだ。
ちなみに現在の視力は両目0.01(-10D以下)で、
具体的には「視力検査の一番上の輪っか自体が見えない」くらい悪くて、漫画的表現でよくあるグルグルの眼鏡をリアルでかけて生活している状態。眼鏡は風呂でもどこでも一緒。家の中ですら裸眼ではまともに歩けない。(手術を受けるには結果的にプラス要素になったことだけど、コンタクトはソフトもハードも相性悪くて断念しました)
裸眼生活待ち遠しいなーーー