気が向いた時に書くところ

食べ歩きとか日記 それからフェイキックiclの事をぼちぼち書いていく予定

ICL手術(4日前の)

4日前に受けたICL手術の時の事を思い出しながら書いていきます。

 

術中はめちゃくちゃ怖くひえー止めてやめてーーーと思っても決して止まってはくれないジェットコースターに乗っているような気分でした。手術直後に(゜ρ゜)ボケーとなった私に先生が軽いジョークで笑わせようとしてくれたけど、辛うじてその場はハッハ……と笑って先生が何て言ったか全く覚えていない状況。

 

先生の技術も確かなものなんだそうですが、とても緊張している中で患者を安心させようとしてくれる、この先生に手術をしてもらって良かったと思っています。

 

 

●手術当日の朝

朝に眼圧が上がらないようにする点滴をするため全日から腕に点滴針を付けていました。

しかしこの点滴のつらいことつらいこと。

痛いですか?と看護師さんに聞いたら「痛くはないけど濃い液なので腕に圧は感じるかもしれないね」とのこと。

圧かぁーと思って管から液が落ちるのを見つめていたらなんだか痛いような気がしてきた。

圧だな、と思ってやり過ごそうとしたけど途中からいやこれは痛いんだわとようやく自覚しました。

 

 左腕が痛いまま朝食の時間になりました。

ところで点滴を受けるのは10年以上ぶりなのですが、刺してるところが冷えてくるものなんですね……冷た痛い。

今日の朝食は白米、納豆、お味噌汁、お浸し、牛乳。バランスの取れたヘルシー朝ごはんです。

だけど左手が冷た痛くてお皿をそっと支えるのが精一杯。納豆をめちゃくちゃゆっくり混ぜました。食欲は湧かなかったけどのろのろ咀嚼して何とか完食です。

 

食後に安定剤を服用し、看護師さんに何種類か目薬を点眼してもらいます。感染予防の薬や瞳孔を開く薬です。

カメラの露出を上げているみたいに視界が白くなり、眼が光を調整できなくなるのでカーテン越しの光でもとても眩しく感じます

 点滴が終わったらちょっと元気が出てきました。

 

点眼麻酔をし、切開箇所にマーキングします。しかし最初はそれがマーキングだとは知らずに目をキョロキョロ動かしてしまい、先生を困らせてしまいました。

 

センセ「真っ直ぐ見ててくださいね」

私(真っ直ぐ……ん?先生先の小さいスプーンみたいなものを持ってる。あれで何するんだろ!?こわ)

先「動かさないで……真っ直ぐ……うーん、困ったな」

私(あ、印つけるのか!真っ直ぐ真っ直ぐ。すんません)

先「あ、オッケー」

 

触れた感覚はあったけど麻酔が効いているので痛みはありません。

入院部屋に戻ってから鏡で印を確認しました。お、瞳の端っこに黒い点がついてる!写真に残しておきたくてインカメにして何度も撮影を試みましたが、接写レンズを付けているわけじゃないので全く写りませんでした。残念。

 

手術の時は急に動くと大変危険なので

痛みがあったり咳やくしゃみをしたくなったりした場合は声で伝えてくださいと言われました。

 

●執刀!

 麻酔は点眼のみなので意識はハッキリしています。

手術時間は片眼10分もかかっていなかったみたいでした。

(手術中の様子は時間が経って思い出しながら書いているのでやってることとか順番とか若干違っているかもしれません。正確ではないので大体こんな感じだと思っていただきたいです。)

 

 

不織布のキャップと足カバーを付け、点眼麻酔や感染予防の目薬をさしてもらって準備。そして待合室のような場所でちょっと待機。

 

先に座ってた人が呼ばれて行ってしまった……(白内障治療の患者さん)

次か、私。

この時点ではあまり緊張していません。

 

いよいよ呼ばれ、看護師さんの後をついて手術台に上がります。この時は眼鏡をかけていないので手術室の様子はよく見えていません。

手術台は歯医者さんで治療する時の椅子に似ています。背中を預け、背もたれが倒されました。

顔に布を被せて、先に施術する右の目にテープがくっついたような感覚があります。この時点で瞼を閉じられません。

眼の上の部分の布をチョキチョキ切ります。大丈夫なんだろうけど、間近で切られているのでちょっと恐い。

ご開帳~ すかさず開眼器を取り付け、完全に眼は閉じられなくなりました。今、まさに目ん玉ひんむいてるとはこの事なんだろう。

目の周辺に赤チンを塗り、眼球に消毒液をビャーッとかけます。

先生「痛みないでしょ?これ普通の状態でかけるとかなり痛いんだよ。麻酔が効いてる証拠。」

全く痛くないです。そうなんだ。

ここで初めて緊張を感じる。

先生「まだ手術始まってないから緊張しなくていいからね」

 

そしてライト点灯。

うおっ!まぶしっ!

 

手術中は眩しくてもライトを真っ直ぐ見ててとのことを事前に言われました。かなり眩しいですが我慢です。

再び液をかけます。はじまったーー

 

痛みはないけど、目を切開した瞬間はなんとなくわかりました。

先生「今メス入ったからねー」

 

術中は乾燥を防ぐため時々液をかけながら進んでいきます。

 

そんで目にレンズがにゅるっと入ってくるのが見え、ライトが反射してギラギラしています。中でレンズが動かされているのが見えています。

この時点で心拍数がどんどん上がっていき、手術が終わるまでずっとハアハア言っていました(笑)

少し目線を下に、上にと、時々指示があります。

始終痛みはありませんでしたが、眼をいじられている感覚がありました。

 

先生「そうそう、そのまま見ててね。順調に行ってますからね。「今3箇所止まったからねー。もうちょっとだよ」

 

ICLのレンズには眼内で止めるところが4箇所あります。先生が進行状況を優しい口調で喋りながら進めてくれたのが術中一番の安心要素です。

 

そして緊張と酸欠?で意識が飛びそうになりかけているところで終了。

先生「上手く入ったからね!」

緊張はしていましたが、先生からそういった言葉をかけてもらっていたことで大分気持ち的にも違っていたと思います。

 

最後に表面に軟膏を塗り、ガーゼを貼って片眼終了です。物凄く疲れて上手く歩けなくて、返事も「はい」くらいしか返せませんでした。

約1時間後に左眼の手術を行います。待っている間、すぐに寝てしまいました。

 

 

 

しばらくして目を覚まし、今度は左目に目薬やマーキングをして手術に備えます。

 

右眼のガーゼを外したときには少し見えるようになっていました!軟膏がついているので視界は白いです。

ボケボケの左目とちょっと見える右目で交互に見比べて楽しんでました。

見える!見えない!見える!見えない!ビフォーアフター

 

そして成人してからは初めて直接見た自分の顔ですが、随分とくたびれた顔をしていました。術後の疲れが出ていたということにします。

 

左目も同じような流れで手術が進み、無事両眼とも終了しました。同じようにずっとハアハア言っていました。

眼鏡をかけていないのに手術室の様子が見えていることにちょっと感動した。