フェイキックICL 術後経過②二週間 ハロ、グレア
手術から約2週間経過です。
視力は安定しているようで、変わらず遠くの景色がくっきり見えています。
見えにくいと感じていた近距離は脳が慣れてきたのかピントが合うようになっていますが、中距離はまだ少しぼやけて見え、意識してしっかりと見えるようになる感じです。段々とこちらも慣れてくるだろうと思えます。
しかし、単純な視力ではかなり良い数値が出ていますが、見え方は良好とは言えない状態にあるのが現状です……
角膜を削るレーシックではハロ(光の回りに輪のようなものが拡がって見える)、グレア(光が滲んで眩しく見える)と呼ばれる現象が術後の経過として出ると言われています。(中にはずっと残る人もいるみたいですが)
ICLでは一般的にそれらの症状が出ることほとんど無いと言われていたのですが、私はそれらが出てしまい、現時点でも続いています。
夜道でよく起こるのが光の周りに光源の2~3倍くらいの大きさの輪ができる見え方で、光にピントを合わせると時間差で光源に吸い込まれるように輪が収縮していきます。
光を直視したままの状態だと綺麗に見えるのですが……ピントを合わせていないところにある光は全部そのように拡がって見えるので車の運転などでは常に視界のどこかで光の輪がボコボコ見えているのです。そっちに気を取られて運転に集中できず、危険です。特に不意討ちで入ってくる光には脳が対応できずに殊更大きく見えてしまいます。
また、薄暗い場所では光が滲んで見え、物体の輪郭の周囲に薄い膜のような物が張って輪郭が二重に見えている状態です。暗い色をしている物以外は大体そんな感じで見えていて、壁や天井や反射した光も同じように膜が張っているため視界の殆どが常にぼんやり白く霞んでいるようになっています。乱視の見えかたと似ているようです。
あと、飛蚊症(視界でフワフワ飛んでるゴミや虫みたいなものが見える症状。目をキョロキョロ動かしてもついてきて、視界の同じ場所に現れる)も気になります。 天気のいい日とか、視界に多数のゴミが浮いていて結構邪魔です。
生活している中で、正直眼鏡の時よりも見え辛いと感じる事が多い。
薄暗いと言っても電気屋さんぐらい照明がギラギラしている所じゃないと室内では大体そのように見えてしまっています。
人と話すときも、台所に立っても、パソコンで作業しても、廊下を歩いていても、室内じゃよほど晴れた日じゃなければ変な見え方になり何にも集中できない。
生活がどうしても不便で、前回の術後検査の時と数日後にに病院に改善方法や対策がないか問い合わせました。
まず、この暗所で光が滲んで見えるのはICLのレンズが瞳孔径を越えてしまうが為に起こってしまうんだとか。特に年齢が若い人は瞳が大きいのでそれが出やすいんだそうです。
これは術前に知っておきたかった。
加齢と共に瞳が小さくなっていって将来的には改善されるみたいなのですが、何年後の事になるかというところです。
具体的な対策はなく、時間の経過で慣れてきて薄くなっていく可能性があるとのことですがもちろん人によって経過には個人差があるのでどのくらいで良くなるとも言えないもののようです。
しかし、現時点では中々慣れることができす、光の膨張も大きくなり、光源を直視しても光の輪が収縮しなくなってきています。
事前に知っておけば手術の時期も考えたでしょうし、数年待っていればICL技術ももっと進歩していたかもしれない。
ICLではこのような症状が出ることは稀だと言われていて、病院でも私のような症状が出た患者は過去にはいないという話でした。
目の状態に異常はありませんし、まだしばらく様子を見ていきますが、良くなっていくと期待を持つことができず不安です。やらなきゃ良かったなんて後悔はしたくない。